泣けるしそして泣けるし 死ねないし生きるし

拍手ありがとうございます！そのお気持ちが嬉しいです！
涙で曇って前が見えないです！
今日もテンションはおかしいです！


以下ＷＪ19号感想ネタバレ注意

泣けるしそして泣けるし

めちゃくちゃ可愛いあのこ何可愛いとかそういうの超越してるしあの子かわいすぐるあ・り・ああああああああああああああが・と・う！！

ありがとう今週もものすごいご褒美ありがとうついについについに！解禁忍世界にこそこそこそりと降臨したハイイロのえんじぇるおねむのひとに羽が舞い散る蛇っ子竜っ子めがねっ子スパイ幼少期御大直々直筆でしかも育っていく御過程付きもっと描いて欲しいがそこはまあまあ抑えて抑えて可愛い可愛すぎるぐふおおおおおおおおお短髪！真ん中わけ！白い医療班服！！まっくろオメ目にへのじ口！！

なめてたぜ…完全になめきっておったし可愛いの知ってたけどまさかこれほどまでに可愛いとは…。流石は薬師カブトここまでの可愛らしさだとはこれは皆が見逃すそして落ちてたら拾う信用しちゃう医療忍術教えちゃう可愛いからスパイにするナンか悩み事があるなら任務から降ろしてあげる下忍くんからやりなおさせるそれがカブトくんを傷つけるとも知らず…ああう死ねない生きる。


ご褒美ホンマありああああああああがとう！


うわあああああ本当に可愛い。
どうしようか可愛い本当に。
可愛いの知ってたけど可愛い。生きる。

そして泣けるし…。

『今度はボクが兄として君の側に居よう』

言ってくれたよ！ずっとそのつもりなんだと思ってたけど言ってくれたよ！すぐフラれるしホントの兄が目の前にいちゃ絶対こっちに来てくれないけど言ってくれたよ！！兄になるつもりでいままでずっとそうしてくれてたんだよ！兄貴になろうとしてたんだよ…。これで号泣せずにいつ号泣するっていうのさ。

自分が何者か分からない奴が誰かの兄になろうとしてると告白している。出来たらそのままその言葉を受け取って兄にならせてやって欲しい。
でもそのつながりはもはや木ノ葉の英雄うずまきナルトが兄弟として分かり合う約束をした以上、そしてサスケの真実の兄が求める誇り高い正道へ・道しるべ道理の道へ進むためにはけしてつながってはいけないものだと流れがそうなってる。
この愛は届かないし届いてはいけないもの。


だがこの告白を。望んでいた。


カブトはサスケの…兄を殺そうとしてるサスケのことを側で支える兄になろうとしていたのだと。成り代わろうとしてたのだと。何も無い人間だから一度は持っていたけれど失われたサスケの兄の座を、あれほどに焦がれるその気持ちを３年間側で見続けそれほどに想われることに焦がれ、自分なら成れるのではないのかと。彼を理解することで手を貸すことで側にいることで、奪ってしまおうとしていたのだと。

だから何処へも逃げようとせずに。追われることはあっても誰にも捕まえることは出来ないただ消え去ればそれで物語から居なくなってしまえれるはずのカブトが。自分の意思で。誰に操られるわけでもなく。なんのしがらみも無い何処にも場所など無い。カブトが。

物語の中に戻って来たのだ。
サスケの兄になる為に。
自分の里を手に入れる為に。
自分の世界を手に入れる為に。
本当の自分を知る仲間を、得る為に。
自分が何者か分かる為に。

イタチを理解しているサスケを理解している。
言葉がとても愛おしい。揺さぶりをかけ誘いかけ幻惑して嘘をついて。その影に本当の告白をしている。兄弟になりたかったのだと。
君たちと仲間になりたかったのだと。
理解しているからどうかボクを理解して欲しいと。

やっぱりイタチとカブトは対の存在だったのだ。サスケにとって。
サスケがカブトを選ぶことはもはや流れがそうさせはしない。
その仮定の未来は回避された。サスケとカブトが手を組み木ノ葉を襲い、カカシを殺しサクラを殺しシカマルをチョウジをいのをヒナタをキバをシノを。ネジをリーをテンテンを。木ノ葉を。イタチが守ったものを。サスケも守らなくてはならないものを。サスケを守ってきたものを。見守られてきたものを。
皆殺しにして焼き尽くし全部死体にして持っていく。

そういう未来は今までの戦争の描写で回避された。
そうなりえるかもしれなかった想像だけで。
イタチがそれを回避させる。サスケは木ノ葉のサスケに戻るだろう。カブトと共にあるサスケでいさせない為に。カブトと共にあるサスケであることを選ばせない。それがイタチの求める正道だからでもあろう。


…イタチとカブトが対の存在であるならば。
イタチはカブトであり。カブトはイタチである。


イタチは自分と共にあるサスケを。選ぶことは出来なかった。死ぬまで。
今この時、サスケと共にあることを選ぶのは自分が死者だからだ。
イタチは自分と共にあるサスケを。選ばせることが出来ない。

スパイである自分“暁”となった自分裏切り者の自分同属殺しの自分。イタチにとってはどれをとってもサスケにその重荷を渡せない。サスケをイタチにしてはならないと誰よりも想ってるのはイタチだ。

イタチになるサスケではいけない。カブトになるサスケでもいけない。だが、どんな自分になるかはサスケが自分で決めなければならない。サスケはサスケに成らなくてはならない。

それがどんな兄であれ、兄を得ればサスケは只の弟になってしまうから。イタチにとって好ましいけれども只の可愛いお兄ちゃん子のサスケに。

世界の全てよりも重い。そんな愛する弟をカブトに奪われたくないのでもあろうけれど。
イタチがカブトであるならば。
サスケとカブトでは共にあることを選ばせてはならない。
それでは依存しあってしまうから。闇を共有して。憎しみを共有して。

闇と憎しみの、其処から先へ行かせたいのであると。
だからイタチはカブトを。自分自身の近似値を。
否定するのだと思いたい。

私は。
イタチとサスケが共にあることを。望んでいる。
カブトとサスケが共にあることを。望んでいる。
それが歪んだ形でない何かであることを望んでいる。


ナルトの世界に起り続ける奇跡のように。
サスケも世界を手にして欲しい。サスケだけの世界を。

そしてイタチとカブトが。分かり合うことを望んでいる。
穢土転生とその術者。支配されたがそれを跳ね返し、操っていたけれども離反され。闇のつながりがそこにある。イタチはカブトを。カブトはイタチを。お互いの近似値として理解している。言説の中にあるお互いを誉めあう部分。お互いに嘘つきだね。お前も君も。と。

分かり合うことが出来ないならばせめて。ふたりきり・対の存在。
誰からも邪魔されることなく闘いあってくれ。
それがふたりの愛の形に見えているから腐生物にはな！！

ここはくらがりだ。
地下の世界だ。
そこはカブトの世界だ。
ここはくらがりだ。
地下の世界だ。
そこはイタチの世界だ。

カブトはサスケの兄には成れない。でもカブトがそう思っているのなら、やっぱりカブトはサスケの兄だ。片想いも恋のうち。片想いでも恋人はいるのだ。片想いでもカブトはサスケの兄だ。

イタチは永遠にサスケの兄だ。カブトの成れないもの。カブトがなろうともがいたもの。イタチはずっとサスケの兄だ。兄貴に生まれて兄貴として生きて兄貴として死んで、死んだ後でもサスケの兄だ。

戦いを見なくてはならないのだ。どちらもサスケの兄ならば。兄の戦いを見なくてはならないのだ。ナルトがずっとそうしてきたように。
昔々の中忍試験の時。サスケは同期と先輩の誰の戦いも見ることは出来なかった。忍の生き様は戦いの中にある。サスケは限定された世界しか見ることが出来なかった。戦いは見なくては伝わらないことが沢山含まれていて。見ていれば分かることがある。


二人の兄が戦いあう姿を。サスケは見ることが出来る。
サスケの中に取り込んで。ずっと忘れないでいてくれよ。


ところで『アレレ…？』可愛い…。どこから出たのその口癖。ホンマカブトくんは何キャラになろうしてるのうっかりものキャラなの忘れ物をしたり勘違いをしたりやる事なす事失敗したりのドジっこなの。
頑張り屋サンだが気持ち悪がられ一杯喋っても聞くに堪えない嘘バッカだと言われ。ものすごく優秀なんだけどどっかで抜けてる。フラれてフラれてそれでも諦めない。…可愛らしい。
死ねない生きる。

タイトルもいいよね#581それぞれの木ノ葉 いろんな側面があるんだよねいろんな結論があるんだよいろんな苦しみがあるんだよ…。くらがりがあるんだよ。闇が矛盾が…。それが好きだったんだ。闇が晴れていく矛盾を超えようとしてる。皆がそれを乗り越えてつながろうとしてる。
でもその闇と矛盾が。皆闇をずるずると引きずって歩いていた。ひとりひとりが。闇を自分に取り込んで前に進んでいた。それこそがたまらなく物語を惹き付けさせた。好きだった。

今それがこの三人に凝っている。

今のこの時。とても楽しい。語り合われることが楽しい。
カブトの成ろうとしているものが。
カブトの成れないものが。
目の前にいてカブトを見ている。運命を決める術だというのなら。
…決定してやって欲しい。
うちはイタチこそが薬師カブトの為の存在で。
薬師カブトこそがうちはイタチの為の存在で。

あると思わせて欲しい。そして二人とも。うちはサスケの為の存在であると。サスケの為になると自己が信じる物事ならばどんなことでもする。愛という狂気を見せてやって欲しい。

愛されていると分からせてやってほしい。
愛を受け取れる人間に育ててやってほしい。

泣けるしそして泣けるし。生きるし絶対に死ねないし。