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WJ40号感想
同胞殺しの二人組み。イタチと鬼鮫には共通の感覚があって、お互いのことを理解し合っていた。共有できる感覚性の中にあって、彼等は彼等だけの思い出の記憶を持っていた。
仲間を殺したものにしか分からない感覚の世界。
それを誰かに伝えて、伝えたことによってその罪を肩代わりさせ背負わせたくなかった。のだと思う。
語らない。
イタチもそうだった。自分の真実を語らなかった。サスケがそれを知ったのは、全てを知っているものがイタチの替わりに伝えたからだ。イタチも鬼鮫も、己の罪=同胞殺しの闇を自分で飲み込み、同じ闇を持ったお互いだけで共有した。
語ることが出来なかった、のでもあると思う。仲間を殺したその時の気持ちは、仲間をけして殺さないものには理解できないだろうから。
サスケが香燐を刺したとき、サスケはイタチになろうとしてるなと感じた。イタチも恋人を殺している。親も仲間も一族も、いたのであろううちはの少女である『恋人』も。サスケが香燐を、そしてサクラを、恋愛の対象として好きであるかどうかは分からないが、サスケにとっては二人とも自分に好意を持っている相手であることは確かだった。だからこそ、殺そうとした。サスケはイタチの真実を知って。仲間を殺すという、けして仲間を殺さない世界から、その先の世界へ行かなくてはならないと思ったのだろうなと。
その先の世界へ。
イタチはサスケを行かせたくはなかった。イタチは、自分の闇を語って、サスケを自分にしてしまうことを避けていたのだと、思う。
鬼鮫の、語ることの出来なかった闇。
誰にも、渡すことの出来なかった記憶。マダラとイタチの二人の記憶。自分に居場所を与えてくれようとしたマダラと、自分の存在を理解し合おうとしたイタチ。ふたりのうちはが鬼鮫の存在の軸になっていた。
裏切りの忍が、己の最期に想う相手はその二人への忠義だった。いや、マダラへは忠義。イタチへは…なんだろう。貴方の言ったとおりでしたねと。想い起こす相手。愛だとか恋だとか。そんな気持ちが一番近いけれど、いっそそんなことまで越えて、鬼鮫にとって、イタチの生は=鬼鮫の生であり、イタチの死は=鬼鮫の死と何もかもが隣り合わせの繋がりあったもの。だったのかもしれない。
それを戦友と云うのかもしれない。“暁”の二人小隊。芸術よりも不死よりも、永く一緒に居た二人。お互いにお互いを、監視させる為繋げ合わせた二人でも、鬼鮫はイタチの最後の命を聞いてやり。イタチも、鬼鮫なら自分の願いを聞き入れるだろうと知っていたのだろう。
死の瞬間のこと。
イタチの言った、『どんな奴でも最後の瞬間まで、自分がどんな奴か分からないもので、死に際になって自分が何者だったか気付かされる 死とはそういう事だ』
死の瞬間に、誰かを想うこと。鬼鮫の想ったことを伝えるものは居ない。鬼鮫がイタチを想っていたことを、サスケに伝えてやれるものは居ない。それを伝えることを、鬼鮫は拒んだのだから。
鬼鮫が居たこと。その存在。それを、ガイは一生覚えておこう!と言ってくれた。この生き様と死に様を、伝える相手はガイが決めること。ナルトが決めること。生きた証を覚えておけよと、遠い波の国でカカシが言った言葉と近い。それを知覚して、受け止めて、記憶して、自分の生に取り込む。
はっきりとしたものは伝わらなかった。ただ、少しだけ。鬼鮫は伝える事ができたのだろう。
長々ともやもやとしたことが、何故だったのか分かった。
『伝わること』が大事なのだ。
鬼鮫の生の意味を。物語を。結末を。前の偽死の時のように唐突にぶった切られてハイ終わり、雷影兄弟は再会し兄弟の絆で“暁”をひとり始末した! ってやられて、何もかもお仕舞いにされた時、ものすごくショックだった。何も伝えることも無く。何も知らせることも無く。誰かが鬼鮫を想うこともなく、鬼鮫が誰かを想うことすらなく。
強制エンドにされることがショックだった。
鬼鮫を想ってくれる相手がだれひとりいない・援軍がこないものの末路はこんなもので、仲間であったり兄弟であったり、つながりがあるものはちがうのだと。
そして、想われているサスケはけしてそんなことにはならないのだと。つながりと絆が重要視される世界の中で、余計物として孤立し潰されて、消える。それが当然だと提示されたように感じてしまって。
底の無い暗闇に落ちる気持ちになった。
それは鬼鮫だけのことではなく。自分自身のことのように思えたからだ。
対立の構図での対比表現が、良き者と悪しき者という二分された物事に特化してそう見えるとどうしてもそれがひっかかってしまう。それは自分自身の思い込みが強い。ナルト側は常に良であり、それに対立するものは常に悪である。そういう見せ方をされることに抵抗を感じてしまう。
そうでは無い。それぞれがそれぞれに、想いがあってそうしているだけであり、見え方を変えると良き者と悪しき者は全く意味を変える。
そうであることを、時折切り取られた流れの中では見えなくさせられる。後々の結末で、そうであることを思い出す為に。
もやもやとしたことをまた想うだろう。だけど。
今は。この結末。鬼鮫が決定した終わり。
それを受け止めて、覚えていたい。
偽りの無い世界へたどり着く、夢。その夢の世界で鬼鮫はもう誰も殺さずにいたかったのだと。仲間を持って。その仲間の為に、生きて死ぬ。夢は叶っていたのじゃないかな。それを最後に、分かったのじゃないかな。
息もつかせぬ次展開…小南vsマダラ!!!!
ナルト達がまた介入しそうだけど…またすごいカードを当ててくる~…小南!小南は生きて欲しい!雨の国の為にも!そうハイっても見逃しては紅のも事実!あああああああ出来たらでいいんでナルくんや…小南も姫抱っこで助けて…無理か!映画のナルトくんじゃないんだから…
映画版なら確実に助けてくれます原作のは出来ないことは出来ません(^^)
仲間を殺したものにしか分からない感覚の世界。
それを誰かに伝えて、伝えたことによってその罪を肩代わりさせ背負わせたくなかった。のだと思う。
語らない。
イタチもそうだった。自分の真実を語らなかった。サスケがそれを知ったのは、全てを知っているものがイタチの替わりに伝えたからだ。イタチも鬼鮫も、己の罪=同胞殺しの闇を自分で飲み込み、同じ闇を持ったお互いだけで共有した。
語ることが出来なかった、のでもあると思う。仲間を殺したその時の気持ちは、仲間をけして殺さないものには理解できないだろうから。
サスケが香燐を刺したとき、サスケはイタチになろうとしてるなと感じた。イタチも恋人を殺している。親も仲間も一族も、いたのであろううちはの少女である『恋人』も。サスケが香燐を、そしてサクラを、恋愛の対象として好きであるかどうかは分からないが、サスケにとっては二人とも自分に好意を持っている相手であることは確かだった。だからこそ、殺そうとした。サスケはイタチの真実を知って。仲間を殺すという、けして仲間を殺さない世界から、その先の世界へ行かなくてはならないと思ったのだろうなと。
その先の世界へ。
イタチはサスケを行かせたくはなかった。イタチは、自分の闇を語って、サスケを自分にしてしまうことを避けていたのだと、思う。
鬼鮫の、語ることの出来なかった闇。
誰にも、渡すことの出来なかった記憶。マダラとイタチの二人の記憶。自分に居場所を与えてくれようとしたマダラと、自分の存在を理解し合おうとしたイタチ。ふたりのうちはが鬼鮫の存在の軸になっていた。
裏切りの忍が、己の最期に想う相手はその二人への忠義だった。いや、マダラへは忠義。イタチへは…なんだろう。貴方の言ったとおりでしたねと。想い起こす相手。愛だとか恋だとか。そんな気持ちが一番近いけれど、いっそそんなことまで越えて、鬼鮫にとって、イタチの生は=鬼鮫の生であり、イタチの死は=鬼鮫の死と何もかもが隣り合わせの繋がりあったもの。だったのかもしれない。
それを戦友と云うのかもしれない。“暁”の二人小隊。芸術よりも不死よりも、永く一緒に居た二人。お互いにお互いを、監視させる為繋げ合わせた二人でも、鬼鮫はイタチの最後の命を聞いてやり。イタチも、鬼鮫なら自分の願いを聞き入れるだろうと知っていたのだろう。
死の瞬間のこと。
イタチの言った、『どんな奴でも最後の瞬間まで、自分がどんな奴か分からないもので、死に際になって自分が何者だったか気付かされる 死とはそういう事だ』
死の瞬間に、誰かを想うこと。鬼鮫の想ったことを伝えるものは居ない。鬼鮫がイタチを想っていたことを、サスケに伝えてやれるものは居ない。それを伝えることを、鬼鮫は拒んだのだから。
鬼鮫が居たこと。その存在。それを、ガイは一生覚えておこう!と言ってくれた。この生き様と死に様を、伝える相手はガイが決めること。ナルトが決めること。生きた証を覚えておけよと、遠い波の国でカカシが言った言葉と近い。それを知覚して、受け止めて、記憶して、自分の生に取り込む。
はっきりとしたものは伝わらなかった。ただ、少しだけ。鬼鮫は伝える事ができたのだろう。
長々ともやもやとしたことが、何故だったのか分かった。
『伝わること』が大事なのだ。
鬼鮫の生の意味を。物語を。結末を。前の偽死の時のように唐突にぶった切られてハイ終わり、雷影兄弟は再会し兄弟の絆で“暁”をひとり始末した! ってやられて、何もかもお仕舞いにされた時、ものすごくショックだった。何も伝えることも無く。何も知らせることも無く。誰かが鬼鮫を想うこともなく、鬼鮫が誰かを想うことすらなく。
強制エンドにされることがショックだった。
鬼鮫を想ってくれる相手がだれひとりいない・援軍がこないものの末路はこんなもので、仲間であったり兄弟であったり、つながりがあるものはちがうのだと。
そして、想われているサスケはけしてそんなことにはならないのだと。つながりと絆が重要視される世界の中で、余計物として孤立し潰されて、消える。それが当然だと提示されたように感じてしまって。
底の無い暗闇に落ちる気持ちになった。
それは鬼鮫だけのことではなく。自分自身のことのように思えたからだ。
対立の構図での対比表現が、良き者と悪しき者という二分された物事に特化してそう見えるとどうしてもそれがひっかかってしまう。それは自分自身の思い込みが強い。ナルト側は常に良であり、それに対立するものは常に悪である。そういう見せ方をされることに抵抗を感じてしまう。
そうでは無い。それぞれがそれぞれに、想いがあってそうしているだけであり、見え方を変えると良き者と悪しき者は全く意味を変える。
そうであることを、時折切り取られた流れの中では見えなくさせられる。後々の結末で、そうであることを思い出す為に。
もやもやとしたことをまた想うだろう。だけど。
今は。この結末。鬼鮫が決定した終わり。
それを受け止めて、覚えていたい。
偽りの無い世界へたどり着く、夢。その夢の世界で鬼鮫はもう誰も殺さずにいたかったのだと。仲間を持って。その仲間の為に、生きて死ぬ。夢は叶っていたのじゃないかな。それを最後に、分かったのじゃないかな。
息もつかせぬ次展開…小南vsマダラ!!!!
ナルト達がまた介入しそうだけど…またすごいカードを当ててくる~…小南!小南は生きて欲しい!雨の国の為にも!そうハイっても見逃しては紅のも事実!あああああああ出来たらでいいんでナルくんや…小南も姫抱っこで助けて…無理か!映画のナルトくんじゃないんだから…
映画版なら確実に助けてくれます原作のは出来ないことは出来ません(^^)
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薬師カブト愛がちとひどい生き物
畑LOVE
性格:サソリ様か大蛇丸様かというとどっちかって言うとサソリ様なんじゃねェのかな年近ェし…
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