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…いいね。






全てを持ってた天才には分かりようがないよ
…ボクはボクをボクにしたいだけさ。誰にも邪魔はさせない。

涙を。流しながら。言葉を語るカブトの姿。
イタチの幻を拒絶して、彼を切り裂く。語りかける相手を拒否する。

だけどもそれでも、その涙が。カブトが人間である証明をしてくれている。とても、人間らしい涙。カブトが涙を流すことのできる存在であると描かれている。
カブトだって涙を流すのだ。誰だって、涙を流す存在なのだ。カブトは傷ついているのだ。カブトはイタチと会話をして、お互いを対立していても共感者として認識し、近しいものと感じている。そしてだからこそどうしても届かないし届きようも無い、彼との差異に泣いている。

お前では意味が無い。お前の行為は間違っている。お前は失敗する。

言葉。

其処にある、共感し説得し変化を促そうとする、行為。

イタチは元々木ノ葉の里の警務部隊の少年で、暗部。忍を取り締まる為の忍の職務を遂行していた。イタチの言葉は何処か上からの言葉だ。彼は本来的に体制側に立って、体制に背くものを体制側に引き戻すことが正しいありようだ。だからこういう言い方になる。その言葉は嬉しい。イタチがカブトを変化させようとしてること自体が、嬉しい。

長きに渡る“暁”であっても“暁”では無い、偽りの世界を偽りの自分で生き続けたことがあるイタチだからこそ、カブトに言葉を投げかけることが出来る。

だが同時に、木ノ葉の里のうちはイタチという、イタチの自負。木ノ葉に生まれ木ノ葉に守られ木ノ葉を護り木ノ葉の為に死に木ノ葉の英雄を信じ彼の元へ、木ノ葉へ弟を帰そうとする。イタチにとってはサスケが在ることが、彼の生そのものを意味している。そして、その居場所は木ノ葉に在って欲しい。と願っている。

持っている。イタチは持っているものだ。サスケを。それに連なるものたちを。サスケを想う人々をイタチは所有することが出来る。サスケを手の中に庇いこみサスケに庇われサスケと共闘しサスケをずっと手に入れている。世界そのものがサスケを意味している。サスケにとっても。顔があっという間に変わっていった。歪んだ笑いを浮かべていたはずのサスケの顔が変わっていった。ついにはその呼称は『兄さん』にまで戻っていっている。戦闘に中で無意識下で『イタチ』から変化したのだろうけど、サスケにとっての兄はやはりイタチだけなのだ。イタチは、持てるものである。

過去を。一族を。血を。意味を。存在を。名前を。弟を。

全てを抱えているからこその、うちはイタチ。

そして持っているものの全てを抱えているからこその彼の言葉では。カブトは其処に共感することが出来ない。カブトがイタチに共感しうる部分は其処では無く、イタチが木ノ葉のスパイであり、イタチもまた木ノ葉に親を。捧げてしまった。捧げても木ノ葉は何もイタチには返してくれない。サスケの存在だけがイタチにとっては返ってくるものだ。イタチにとっては、サスケさえ存在しさえすれば木ノ葉に捧げたものがどれだけ重くても、其処に意味を見出せる。
受け入れて自分を保つことが出来る。


だがカブトにとっては、木ノ葉はイタチに汚名を不名誉を与えた。ものだ。
サスケが感じている怒りや憎しみの発生する、その部分だ。カブトにとってはイタチは、自分の手駒として共に木ノ葉を滅ぼす道を選ぶべきものだ。


欲しいのは君の説教じゃなく… 君の能力と情報だよ
…木ノ葉の忍であり 有名なうちはの血族であり 万華鏡を開眼した写輪眼を持ち… 多くの秘密を持って戦争を止め… …多くの術と力を持っていた。

イタチ… 君は君を君たらしめる多くのものを持っていた 
ボクの穢土転生にこれ以上の敵役はいないよ
ボクのコマはボクの力そのものだ


カブトはイタチに、カブトと共に在って欲しい。
カブトはサスケに、カブトに共に在って欲しい。


向こう側の陣営にある、もの。共に在って欲しい。共に戦って欲しい。共に分かり合って欲しい。共に考えて欲しい。共に、友として其処にいて欲しい。手を取り合って欲しい。純粋な言葉と描かれ方で繋がりあっている皆・シンプルな情動で描かれ始めた彼等の世界。戦争が始まったときから、彼らはもう勝利者である。手にしたのだ。哀しい砂漠を抱えた子供が、友達を作って、そしてその事を皆に伝えて。その言葉を聞いてしまった彼らは皆がひとつになった。手に入れた。
皆がつながり、という概念を手にすることが出来ている。だから、もう皆哀しくない。誰も、泣いている子供では無い。
たとえ戦争に負けたとしても、世界が崩壊しようと、彼らはもうひとつの共同体に成っている。だから、勝利しても勝利しなくても、同じである。まあだからこそ、その手にしたものを存続し、世界を続けていくために、戦っている。


カブトも手に入れたい。
カブトはカブトに共感してくれるものが欲しい。イタチに、共感されたい。サスケに。だけども手には届かない。だから、傷ついている。涙。
自分を語ったとしても、嘘をついていなくても、嘘をついていても、自分の存在を偽っていても、やはりカブトでは手に入れることが出来ない。カブトはイタチを手に入れられない。サスケを。二人はお互いの眼を覗き込み幻を打ち勝つことさえ出来るようになった。幻を掛け合い続けていた。イタチはサスケに嘘をつき。サスケはその嘘を見抜くことが出来ず、イタチはサスケをイタチを犠牲にした世界を見せてしまい。サスケはイタチにサスケを憎しみに走らせる道を見せてしまった。お互いの気持ちを裏切り続けてきた。ずっと。仲違いをしていた、兄弟ゲンカをしていた、憎しみあっているように見えていた、ずっと、誰にもどうにも出来なかった二人はカブトの前で分かり合っている。

カブトでは、二人のように成れない。

泣いている子供。

その子を抱きしめるマザーがいない。その子にこっちに来いと叫べる兄がいない。
その子を知っていた、あいしていた、理解し傍に居てくれたひとがいない。
その子の所へその子の為に走ってきてくれる、ひとが。いない。

帰ろうよと言ってくれる。ひとがいない。

イタチだけが此処まで辿り付く事が出来た。偶然に、サスケも。
だけどもイタチは、カブトのものではない。サスケのものだ。
サスケはカブトを目指していない。サスケではカブトを理解できない。

イタチも天才少年だった。カブトも、同世代の中では天才に分類されるだろう。

どちらも天才で、だけどもちがう。
結局は違う。彼の言葉はカブトの心を傷つけるだけだ。カブトの求める言葉ではない。カブトは、ただ・・・イタチに認めて欲しいだけだ。

それが支配者としてではなく、大蛇丸としてではなく。ただ。

カブトとイタチとして。分かって欲しいだけだ。


お前には意味があり、お前は間違っていない。お前は成功者だと。言って欲しい。


それをイタチには言う事は出来ない。デイダラのように、カブトに感謝さえ言い自己の芸術の為に穢土転生をてらいなく受け止めることは出来ない。
イタチの生き方がそれを、けして可能にはしない。イタチにはイタチの生がある。カブトの為のイタチには、成れない。たとえ、此処まで走ろうと。


それはイタチが木ノ葉を背負って走っているからであり、カブトを選びカブトと共にかつて自分が護った世界を壊す為に戦うことは出来ない。サスケを渡すことは出来ない。それでは自己の生が無駄になる。犠牲を無にしてしまう。
それだけは出来ない。イタチがイタチで無くなってしまう。


ただ、同世代の。同じスパイだった少年。優しく微笑む子供時代のイタチとカブトの、白と黒の良く似通った髪形で示される相似性。運命や宿命や状況が違えば。
カブトとイタチはお互いに木ノ葉の忍として、クーデターの起こらなかった世界で。マザーであり木ノ葉の忍に戻った薬師ノノウの養子、薬師カブトと警務部隊を勤めるうちは一族の天才うちはイタチとして。ナルトとサスケのように。チョウジとシカマルのように。キバとシノのように。リーとネジのように。カカシとオビトのように。自来也と大蛇丸のように。ヒルゼンとダンゾウのように。誰にとっても必要であり誰にとっても誰かが居た。親友に。友達に。成れたのではないだろうか。

そして、成れないのだ。友達には。



涙の意味。



カブトは涙を流すことが出来る。五影会議の時説得が通らず我愛羅が涙を流していたことを、サスケは見えていたのだろうか。サクラと香燐といのが、泣いていたことを。サスケは見えていたのだろうか。泣いているカブトの涙の意味。


自分を抱きしめて、雨の中。荒野を彷徨う涙の意味。



泣きじゃくりながらひとりで歩くちいさなカブト。マザーに出会う前の子供、記憶の底の底にいる自分。名前も無い。親も知らない。故郷もない。自分が無い。

荒野。雨の降るひとりの荒野。

砂漠。ひとりぼっちの砂漠。我愛羅の心象風景にも似てる。
カブトの心の中の自分。成らなくては成らない。何かに。泣いている自分では。いけない。だけどもずっとカブトは泣いている。泣いている子供を忘れることが出来ないでいる。泣いている自分を。涙を止めてやれるひとはいない。何処にも。

母が居ない。兄が居ない。上司であり親であり兄弟であるひとが居ない。

走ってきてくれたひととも、分かり合えない。
分かり合える喜びを、手に入れることが出来ない。


抱き上げてやりたい。
抱き上げられるものになりたい。
現れて欲しい。心の中に一瞬でもいい。現れてカブトを。


あの子を抱いてくれないだろうか。抱き上げて。もう、泣くなよと。
お前の気持ちは分かったから。もう、いいから。お前が何者でも、いいから。
分からないなら分からないでいいから。お前はお前を探すことをずっと続けていいから。ただ、もう帰ろう。何処でもいいから。何処でも一緒に居るから。行くから。つきあってやるから。一緒に帰ろうと言ってはくれないだろうか。


それが木ノ葉を崩す戦いでもいいから。
それが世界を崩壊させる戦いでもいいから。
それが、たとえ間違ったことでも。いい。歪んでいても。ただ、誰かにカブトを手にして欲しい。カブトに誰かを、手にして欲しい。


歪んだまま、哀しいまま、誰も手にしないまま、自分が分からないまま、泣いているカブトのままで、ただ、倒して終わりにだけはしないで欲しい。


操らないで。操られないで。のっとられないで。捨て去ってしまわないで。書き換えないで。無かったことにしないで。在って欲しい。そのままに。そのままの、君に。そのままの、君が好きなのだから。今までの、君が。どの時代でも、どんなになっても、やはりすきなのだから。だからそのままで、変わって欲しい。生きて欲しい。生きて笑って、分かって欲しい。



そんなこんなで真面目モードからエロモードへ…五人衆+大蛇丸様を召還術えろいですねアレはこうアレだね…お腹に孕んでいるわけですね。ヤマト隊長ごくんしたりサスケごくんしようとしたりこうカブトくんはメンタル乙女ですからね音隠れの里も木ノ葉隠れの里も丸ごと食べちゃって孕みたいんだね。そしてその子をずっとお腹に納めておきたいんだねニヤリ。

可愛かったので是非あの技続けて欲しい君カブ萌え左近カブ萌えカブ多由カブ萌えがががががががががが戻ってくるじゃないか!!!! 特に多由也ちゃんとこ良かった最高ありがとう今日もえろすぎる。カブトくんはやる事が常にエロすぎる。

頑張れまだまだ頑張るんだガンバルンバ!

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