ＷＪ２５号感想

書いてないことすら忘れていた・・・これが完成しすぎてて書くまでもないってやつか・・・誉めてるの誉めてるのよ！！
いい着地点だったナルナルにはvs自分なんてそれくらい楽勝だと思ってたよ(^^)　大きくなったなあ・・・大人になったなあ・・・。

ガキのままじゃいて欲しくないんです。
バカのままでいいって宣言したナルトの気持ちだって好きだったけど、バカのままとかガキのままで火影になんかなってほしくないんです。
下忍のままで火影になるのはいーけどね。
ペイン戦を潜り抜けてスゴク大人になった。サクラの嘘を見抜いたりカカシを庇えるようになったりサスケを理解する為には例え死んでもそれくらいやれないと火影になんかなれないって言えるようになった。

少し前のぎらぎらしてツンツンして自分たち人柱力を苦しめる相手が許せなくて怒って涙を流して、サスケに手が届かないとこに薄暗くて辛い顔をして仲間と認識出来る相手以外の言う事に耳をかさないあのリアル１５才のナルトも結構好きですがというか、『思春期の狂気暗黒時代』としてスキなんですけどね。

それを乗り越えてついに自分の闇？　本音の自分・鏡の向こう側にいたもうひとりを抱きしめてやれるようになった・・・次はサスケだ。その前に九尾かな？　抱きしめてやれる男に育ってきましたねえ・・・やっと。自分を抱いてやれるようになった・・・そして鏡の向こうにいたあの暗い目をした闇なるとが、すーっと涙を流してナルトと同化していくところ・・・闇ナルトもずっと待っていたんだな・・・こうやって表層のナルトが自分を認めてくれる瞬間を。イルカ先生が涙を流してくれてから四年。

やっと追いついた。少しだけね。最初は自分。それから、好きな子でも親友でも先生でも上司でもいい。次々こんどはナルトが抱きしめてやって認めてあげないといけない。それが出来るようになってきた。いままでずっとナルトはみんなの弟だった。木ノ葉丸たちやイナリはちがうけど、同期にとってもイッコ上にとっても木ノ葉にとっても、ナルト『を』認めてくれる存在だった。今度はナルトがみんな『を』認めてやる番だ。

体内にミナトが残っていて、会えたこと。
信じているからと言われたこと。
お前は俺の息子だとはっきり言ってもらえたこと。

そこから一気に大人になったのじゃないかな～。今までは自来也がいた。自来也は師匠でオジジで友達で相方で、ナルトの為に全部の時間をくれてナルトの為に調べ物をしてくれてナルト（カカシの為・その他の読者の為でもある）の為に本を残してくれて導いてくれてお互いの忍道を共有して、何よりナルトの孤独な子供時代を全部ここで一気に取り直して甘やかしてくれる存在だった。自来也が生きてる限りナルトは子供でいられた。

子供ナルトも、可愛らしい好ましい親しみやすいという意味においては好感が持てる。だがそれだけだ。それでは駄目なのだ。火影になるのだから。サスケを救ってやれないなら、火影になんかなれない。そう宣言したからには子供ナルトのままでは絶対に火影には成れない。

子供ナルトの良さは、子供ナルトでしか出来なかったことがある。再不斬を泣かせてしまったのは子供ナルトがしたことだ。ヒナタを引っぱって来たのも、サスケと共感しあったのも、イルカ先生や自来也に愛されて来た事も。彼らだけではなくサクラもカカシも里人も皆がナルトを愛することが出来るようになることで自分の中の何かを変えていったのだ。

愛されるナルトであることは、子供ナルトは大切だ。

だけど、それじゃ駄目だ。シカマルが言った。今度は俺たちが先生になって、誰かを教えてやんなきゃならないんだって。
ナルトがこんどは誰かを愛する番だ。それはまあ、ずっとずっとずっと、昔から。木ノ葉の皆に自分の存在を認めさせるって、目標。そして、それが叶った今、過去の闇を。苦しみを。孤独を・抱きしめて。それから次の誰かにそれが出きるように導いてやらないといけない。愛してやらないといけない。それがやっと出来るようになった。

目の前で模範を見せればすぐに吸収して理解する。
それがナルトのいいところだ。好きなところだ。何も無いに等しかった奴だから、それが出来る。そして、じぶんの中の道をナルトが継承したことが分かった瞬間、ナルトと相手は繫がる。

いちど道がつながれば、その道はずっと永遠になる。
そういう、こと。なのかもしれない。

それが、つながるってことなのかもしれない。

ＰＳ・
ヤマト隊長がイチイチ可愛い・・・かわいいなあ隊長はホントかわいい・・・ワタシ隊長が火影になればいいのに派なのですが（今までのナルトマンセーはどうした！！！？）まあ誰がなったところで隊長がその忠実な直轄暗部として未来永劫困らされるのは決定事項なのでならなくてもイイデス(^^)　武力より植林！！　もうね、永遠に木を植え続ける生き物になりなよ隊長・・・